恐らく多くの人は会社員として働いていると思います。
そうしなければ収入が無くて生活が出来ないと思うので。
僕は今は会社を経営していますが、その前は会社員でした。
その時のこと、その後のことをふと思い出したのです。
僕は会社員を辞めて、すぐに事業を始めたというわけではありません。
辞めてから少しはゆっくりしたいなと思い、のんびりしている時期がありました。
仕事をしている時はメールや電話がくるたびに
「はぁ・・今度は何だ・・」
と強いストレスを毎日感じていました。

それが会社を辞めると、それがまったく無くなるんですから天国のようでしたね。
最初の二週間ぐらいは、ふと仕事のことを思い出して
「ビクッ!」
となっては
「あぁ、もう気にしなくていいんだ」
とホッとすることも多々ありました。
その時のホッとするのは本当に幸せを感じましたね。
確かに収入が無いという状態な上に
今後の事業も成功するかはわからない
という不安はありました。
ですが、当時はその自由な状態を満喫することを心がけました。
この時はとても幸せでしたね。
何にも追われる事なく自分のやりたいことを出来るというのが
こんなに素晴らしいことなんだと知りました。

結局、この時の自由になった心が今の経営においても
自分の支えになっている気がします。
今の僕は自分ですべてを判断しないといけません。
その状態というのは極論を言えば
仕事をしていない状態と何も変わっていないのです。
そこである種の覚悟が出来たのではないかなと感じています。

恐らく会社を辞めるつもりがない場合は
働かない期間というのを取るのは難しいと思います。
ただ退職を予定している方の場合は最後の有給休暇の消化や
次の会社までちょっと間を空けてのんびりするなど
出来るのではないかなと思います。
一度、そういう機会を設けみるのも
自分を見つめ直すきっかけになっていいものですよ。