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従業員も経営者目線を持って は間違い

よく聞く

従業員も経営者目線を持つように

みたいなのありますよね。
これって本当に愚かな考えだと思います。

この考えは

従業員に自分の仕事よりも広い視野をもって
会社全体のことを考えた働きをするように

ということを言いたいわけですが
それを考えるのは経営者です。

労働者にそこまで考えさせるのであれば
その分の対価を支払わなければなりません

ですがそんな対価を支払わずに
それを要求するのが普通となっている会社が多いでしょう。

そもそも労働者と経営者はまったくの別物です。

同じ人間が二つの役割をするとまともな意思決定が出来ません。

なぜか
それはお互いの利害は一致しないから。

労働者は楽して給料がいっぱい欲しい
経営者は安くいっぱい働かせたい

この双方の主張を完全に満たす方法はありません。
お互いにとっていい落としどころを見つけるしかないのです。

それも1人の人間が行うと必ず、どちらかの意見に偏ります。
そうなると公平性を欠くことになり組織は長続きしません。

そのため会社というのはそれぞれの役割に
徹するのが最もよい方法なのです。

経営者は会社組織を存続しつづけられるように意思決定を行う
労働者は対価をもらって、対価の分だけ働く

ただこれだけでいいのです。
労働者側から組織の方向性について
常に口出しされたら何もできません。

それは経営者に任せて労働者はただ自分の仕事をしっかりとこなす。
これが最もよい形なのです。

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