激安スーパーや産地直送のお店などでたまに見かける
詰め放題
ありますよね。
お野菜であったりお菓子であったりと様々ですが
これはお得なことがほとんどです。
特に値打ちがあるのが野菜ですね。
ビニール袋に300円で人参が詰め放題!
なんてのも見かけます。
本気で詰めたら40本ぐらいの人参を詰め込むことだって可能なわけです。

人参が普通は2~3本100円で売っていることを考えると
とんでもないことですよね。
ではなぜこんなお値段で提供することが出来るのでしょうか?
スーパーに並んでいる野菜というのは形が綺麗なものが選ばれています。
ですがすべての野菜がそんなに綺麗に育つわけではありません。
きゅうりなんかが有名ですが、U字型にぐにゃっと曲がったりするわけです。
こういうものはスーパーでは取り扱ってくれません。
何もしなければ廃棄処分となってしまいます。
それではもったいないですよね。
というわけで
そういうものを詰め放題を実施しているお店が格安で仕入れるわけです。
そしてそれを詰め放題に回しているんですね。
ただお店としては詰め放題の利益は大したことはありません。
これを客寄せパンダにして他のものを買ってもらって利益を出そうという考えなんですね。

なので詰め放題だけやって帰る客はお店側としたら、たまったもんじゃないわけです。
もしそういうお客さんしかいなかったらお店は詰め放題をやめてしまうでしょう。
詰め放題というお得なものを提供してくれているお店に対して
消費者側は他の物も買うことで利益を提供する
そうすることで長くお店を維持して結果的に消費者側も店側もwin-winの関係になれるんですね。
詰め放題にもほかのタイプもあります。
それはお菓子メーカーがやっているものです。
例えば定価だと1つ300円のお菓子を1000円で詰め放題
というものがあったとします。
詰め放題の袋の口が縛れないと無効
などの決まりが結構しっかりとあったりするので
実際に入れられるのは5~6個ぐらいとなります。
まぁお得ではありますが、わざわざそこに行ってまでするかなぁと考えると微妙ですよね。

この場合の詰め放題の対象になっているものは
包装が汚れている
消費期限が近い
などで正規の値段では売り物にはならないものです。
とは言ってもそれを捨て値で売ることはしません。
お菓子を作るにも材料費などの製造コストがかかっているため、それは回収しないといけないためです。
なのでこのような値段設定になっているんですね。
詰め放題にもいろいろなパターンがあります。 詰め放題にする対象の商品やルール、値段など いろんな条件から自分にとって本当にお得かどうかというのを考えるのもまた楽しいものです。