僕は実家で犬と猫を飼っていました。
それはもう可愛がっていたんですが
もうどちらも寿命で10年数前に亡くなってしまいました。

そこでふと思い出したことがあります。
それはまだどちらも元気いっぱいだった頃です。
犬や猫の寿命を考えるとどれだけ長生きしても
必ず自分よりは先に死んでしまう。
そう考えた時に死ぬ時に後悔しないようにしようと思いました。
一緒に遊ぶのはもちろんですが
写真を撮りまくって思い出をたくさん残したり
毎日「行ってきます」や「おやすみ」の挨拶とナデナデ
と思いつくことはしてきました。

いざ死んだときは大泣きしました。
後悔しないなんてことはどうやっても無理だと思います。
それでも
あぁすればよかった
こうすればよかった
よりも
今までありがとう
という言葉が何よりも先に出てきたのは正しいことを自分はしてきたんだなと思います。
大切な人との別れでも同じことが言えるのではないでしょうか。
なかなか歳を重ねると実家に帰る頻度も減ったりしますよね。
一年のうちに盆と正月しか帰らないのであれば
10年でたったの20回しか会えないわけです。
両親はあと何年生きられる?20年?30年?
そう考えると数えるほどしか会える機会ってないんですね。
小さい頃は毎日顔を会わせていたのに怖いものですよね。

僕は実家にはちょくちょく家族みんなで帰るようにしています。
やはり喜んでくれますからね。
親が亡くなるときのことなんて考えたくないですが
それでも
もっと実家に帰ればよかった
親孝行すればよかった
なんて後悔はしたくありませんから、そこは考えざるをえません。
これからもその葛藤を抱えながらでも
出来るだけ親孝行していきたいものです。