他者に対して異様に攻撃的な人っていますよね。
何でこんなことが出来るのかっていうと
その人は相手に共感するという能力が極めて低いんです。
相手に共感できる人は
「こうされたら嫌だろうな」
ということがわかるから相手が不快に思うであろう態度を取ることはしません。

ですが共感する能力が低いと相手がどう思うか
というのを考えません。
そのためいくらでも相手に対して攻撃的になり
ひどいことも言えるんですね。
逆に言えば共感する能力が高い人は
相手が不快になることが理解できるので
言葉を選んだり優しい態度で人に接しようとするわけです。
人付き合いにおいては共感する能力が高い人のほうが好かれます
そりゃ当然ですよね。
ですがこれが仕事となると一転してくるんです。
よくある企業では攻撃的で共感する能力が低い人間のほうが出世する傾向があります
相手のことを考えずに自分の主張を押し付ける。
そして部下を萎縮させ自分の駒のように扱い、結果への最短ルートを行こうとするわけです。

こういう人の方が会社の上層部からは評価が上がり
出世も早くなるんですね。
やっていることはパワーハラスメントなんですが
そこはまだまだ日本は古い体質の会社が多いですからね
共感する能力が高いと部下であっても強く言えない傾向があります。
相手がなぜそんなことをしたのか というのがわかってしまうからです。
理由がわかってしまうと、それが余程理不尽でない限りは
強く言えないものです。
そうなるとどうしても周囲からは甘いと見られて
マネジメント能力を疑われることにもつながってしまうんですね。

このように共感する能力が高いのは手放しで良い事と考えてしまいがちです。
ですが実はデメリットもあるんですね。
親しい人との付き合い、仕事での付き合い
それぞれでうまくやっていくのは共感というのも使い分けないといけませんね。