生活

子供は親の所有物ではない

子育てにはいろんな方法があると思います。

ただ見ていると子供の自由時間が全く無いぐらいに
習い事をギチギチに詰め込んでいる親が多い気がします。

それをする目的が

子供に自分が歩みたかった人生を歩ませるため

ということが多いんですね。

親はいい学校にいけなかったから、そのコンプレックスを晴らすために
子供を塾に行かせて勉強付けにしていい学校にいかせようとする。

例えばこのようなことです。
スポーツでも同様のことが起こっています。

RPGのゲームで一度クリアしてから、クリア時の強い状態でもう一度最初から始める
「強くてニューゲーム」
これを自分の子供でやっていると揶揄されたりもします。

この考え方はまるで子供は自分の所有物だと認識しているとしか思えません

親が勝手に理想の姿を求めて、それを子供に押し付けており
そこに子供の意見や人格など無いもののように扱っているのですから。

子供はまだ精神が未熟です。
右も左もわからない状態で親を頼るしかないわけです。

なのに当の親が子供と真摯に向き合わずに自分の思想を押し付けるだけの人間では
子供の人格形成に問題が生じる可能性が高いわけです。

もちろん子供の性質と合致すればそれはいい結果になることでしょう。
ですが可能性としては低いわけです。

運動が苦手に子供に無理矢理プロ野球選手になれと昼夜を問わずに練習漬けにする
運動が好きな子供に一切遊ばせずに東大に行けと勉強漬けにする

こんなことになっては少なからず人格に悪い影響を及ぼします。

子供というのは子供である前に1人の人間である

ということをすべての親は理解するべきです。

自分が仕事で関わる人間と何ら変わらない人間なんです。
自分の子供だから別という考えは道理が通らないわけです。

そう考えれば子供であってもまず1人の人間として真摯に対応しようと考えるはずなんです。

一生懸命何かを話そうとしていたら何かしながらではなく
しっかりと向き合って話を最後まで聞く

何か上手に出来たら具体的に何がよかったかを伝えて褒める

といったように誠実な対応を自然とするようになります。

親というのはある程度人生を歩んできています。
子供が迷ったり悩んだりすることであっても簡単に解決出来てしまいます。

でも自分が子供の時は同じように迷い悩んだはずです。
それを忘れてしまうから子供の考えを軽視していまいがちなんです。

子供を子供ではなく1人の人間と理解する
自分が子供の頃はどう考えていたのか?を思い出す

この二つがあるだけでぐっと子供の寄り添った子育てが出来るはずです。

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