人間関係

その老婆心は本当にあなたのため?

年配の人は若者に対して老婆心ながら
いろいろとアドバイスをしたがります。

それを自分のために言ってくれているんだ
と捉えることも出来ます。

ですが、よく聞いてみるとただ説教がしたいだけの人もいます。

例えば

独身の人には

結婚はまだか?

結婚したら

子供はまだか?

子供が1人産まれたら

2人目はまだか?

2人目が産まれたら

家を買ったのか?

こういうのはよくある流れです。

最初の 結婚はまだか?
の後に結婚したら、おめでとうで済ましたらいい話なんです。
ここまでしつこく責めてくる必要はないですよね。

これの途中で

「家はまだです」

となったら

「ほら、最近の若いのは 俺もそのぐらいの歳の頃にはもう買ってたぞ」

という流れになるわけですね。

僕も似たような経験があります。
最初に「結婚はまだか」と言われて

自分のためを思って言ってくれているんだな

と思っていました。

いざ結婚して子供が出来て家も買ったという文句のつけようがない状態になったわけです。
そうなったら今度は働き方のこと言い始めたんですね。

その人は寝る間も惜しんで休みもすべて会社に注いだらしいですが
僕は家族がまず一番ですからその考えは理解できないわけです。


そういうところであらを探して説教が始まった時点で

あぁこの人は若者が妬ましいだけなんだな

と感じました。

歳を重ねるごとに新しい事に挑戦できるほどの体力も精神力も衰えてきます。

ですが若者はいくらでも挑戦できます。
可能性にあふれているんです。

老人にはそれが妬ましいんです。

自分にできないことを若者が出来るのが気に入らない。
だからいつの時代も「最近の若いもんは」
といってケチをつけるフレーズが流行るんです。

質が悪いのが、老人は若者を妬んでいる
という自覚がないんです。

本人は何とも思わずに言っていることが
相手を不快にさせていることに気付いていないんですね。
こういう鈍さが衰えそのものであることを自覚していません。

そもそも老人からのアドバイスというのは本当に聞き入れるべきかも怪しいものです。

時代は急激に変わっています。

仕事は絶対に辞めずに定年まで勤めあげるのが美徳であった時代の価値観で
若者に働き方について説教しても反感を買うだけなのです。

その価値観を違いを受け入れられる老人だったら
そもそも若者に説教すること自体が無意味であると知っているのでしません。

自分の価値観がすべてで、新しい価値観を取り入れようとしなくなったら
それは老化の始まりです。

どんな年齢になってもその時代の流行を受け入れるだけの
柔軟な思考と器の大きさを持ち続けたいものです。

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